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Windows journal (ジャーナル) が勝手に削除された話-ウィンドウズ10 アニバーサリー (Anniversary) Update

2016/09/11

Windows journal (ジャーナル)がウィンドウズ10アニバーサリー (Anniversary) Updateで勝手に削除された

Windows journal (ジャーナル)は手書きノートアプリである。セキュリティに関する脆弱性などであまり評判は良くなかったが、個人的にはWindows10リリース開始いらい重宝して使っていた。タッチペンで直接モニタに手書きしながらノートを作成できるので当方の目的によく合っていたのだ。タッチペン・モニタは仕事場に一台しかなく、シャトルのベアボーンPCにつないでいた。昨日(2016年8月8日)、夜の10時くらいまでWindows journalで手書きノートを取りながら書類など調べていたのだが、キリのいいところで帰宅することにした。ノートを保存して電源をオフにしようとしたら、ウィンドウズが更新状態になっており、例の「更新してシャットダウンしますか」、「更新して再起動しますか」が表示されている。まだ、自動でウィンドウズ10アニバーサリー (Anniversary) Updateはあり得ない、マイナーUpdateだろうと勝手に思い込み、「更新して再起動」を選択した。ところがどうだろう、すでに2回ほど行って見慣れたAnniversary Updateが始まったではないか。始めてしまったものはどうしようもない。そのまま続行した。

トラブルもなく終了して、更新後のディスクトップを見ると、Windows Ink Workplace アイコンも右下に表示されている。問題はなさそうだ。

そこでふと気づいてのだがWindows journalのディスクトップアイコンが消え失せているではないか。左側の「すべてのアプリ」を探したが、見当たらない。もしかして、ひょっとして、と思いWindows journalで作成したノートファイルがフォルダの中に残っているか慌てて確かめた。あった。残っていた。ほっと安堵のため息だ。ため込んだ手書きノートがすべて消え失せていたらと思うと冷や汗がでる。本当にマイクロソフトさんいい加減にしてくださいよ、と言いたくなる。

ネットでググったら、Anniversary Update によるWindows journalの削除に関する記事がいくつかアップされていた。またマイクロソフトのサイトには「Windows journalは削除されるから無料のOneNoteを使ってくれ」的なことが書いてある。

下のリンクを開くと、
更新プログラムの Windows Journal のコンポーネントの削除(https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3161102)

20160808_Windows journal_01

と書いてある。
これまでため込んだWindows journalのノートはOneNoteで開けるのかといえば、NO!!である。Windows journalのノートを開くことができるのはWindows journalだけだ。Windows journalがないと他のファイル形式に変換することもできない。

そこで調べてみたのだが、Windows journalを単体でインストールすることができるようだ。マイクロソフト的にはいかにも「いやいや」ながらという感じだが、とりあえず「Windows journalインストールは可能である」というお知らせはあった。

下のリンクに

Windows Journal Application Beta Refresh for Windows (https://support.microsoft.com/en-us/kb/3162655)

20160808_Windows journal_02

Windows journalのベータリフレッシュとあり、下のほうに、x86とx64それぞれのバージョンのインストーラー・リンクがある。

20160808_Windows journal_03

当方のマシンはx64なので、これをクリックすると下のページに飛ぶ。

https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=53003

20160808_Windows journal_04

 

「言語を選択」とあるので、日本語を選択する。しかし、インストールしてから分かったのだが日本語版ではない。インストールされたのは英語版だ。よく見ると、上の図にも(English Only)とある。English Onlyなのに、どうして言語の選択させるんだよ!!と怒りたくなる。本当に。

赤の「ダウンロード」をクリック。ポップアップが出て、

 

20160808_Windows journal_05

「ファイルを保存」をクリック。ダウンロードが終わると「ダウンロードフォルダ」にJournal_x64.msiが保存されている。

 

20160808_Windows journal_06

 

Journal_x64.msiを起動すると、ポップアップウインドウ。

 

20160808_Windows journal_12

 

Windows journalはセキュリティ脆弱性があるので、しつこく「インストール本当にしてもいんですかい?本当にいいんですね?使うんなら絶対信頼できるファイルだけ開きなさいよ。とりあえずインストールしたいんですよネェ?」ってな感じだ。そもそもマイクロソフト純正のアプリじゃなかったの?もう、やんなっちゃう。

「はい」をクリックしてインストール開始。

インストーラーは英語。

 

20160808_Windows journal_07
下の「I accept the terms in the License Agreement」の☑にチェックを入れて、「Install」をクリックする。

 

20160808_Windows journal_08

 

下のような表示が出てインストールが始まる。

 

20160808_Windows journal_09

 

終了すると下のようになるので、「Finish」をクリック。

 

20160808_Windows journal_10

 

これで終了。

確認のため、ウィンドウズ・ホーム・アイコンを押すと、Windows Journal がインストールされているのがわかる。

 

20160808_Windows journal_11

Journal のノートファイルのアイコンも白から元のJournal アイコンに戻り、仕事で作成したノートファイルをクリックして開いてみたら、またさっきと同じ「開いてもほんとにいいの?ほんとに大丈夫?・・・・」のご注意が出る。これはファイル開くたびに必ず出るらしい。あー、うざい!!

 

20160808_Windows journal_12

 

「はい」を押すと、ノートファイルが無事開いたが・・・・。やはりメニューは全部英語になってしまいましたね。ちなみに下のファイル名が文字化けみたいなのはもとからこのようなファイル名なのでマイクロソフトのバグではありません。

 

20160808_Windows journal_13

 

マー、とりあえずノートが消滅しなかっただけ良しとしますかね。

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