ワードプレス(WordPress)4.6アップデートとブログデータのバックアップ
2016/09/11
ワードプレス(WordPress)の最新バージョンは4.6である。本日は2016/09/04 であるが、わりと最近バージョンアップされた。当ブログでも作成にワードプレスを利用しているのだが、バージョンは 4.5 のままだった。そこで、4.6 にアップデートすることにした。今回はその手順をブログで報告する。
ブログコンテンツを保持したままワードプレスのアップデートを行っても通常は問題ないと考えられるが、アップデートの途中で問題が発生してコンテンツファイルやデータベースが破壊されるとすべて1から構築し直しになるので、そんなことになったら大変だ。
やはりここは手堅く本ブログのデータをバックアップしてからワードプレス 4.6 にアップデートすることにした。
ワードプレス(WordPress)のバックアップ
ワードプレスをバックアップする方法は複数あるが、ワードプレスのプラグインを利用するのが簡単だ。
当ブログは始めたばかりなのでまだ1度もバックアップしたことがなかった。したがって、まだバックアップ・プラグインもインストールしていなかったので、今回 BackWPup というプラグインを利用することにした。
まず、BackWPup のインストールを行う。
ワードプレス (以下WPと省略する) のダッシュボードを開いて
「プラグイン」をクリックし、続いて「新規追加」をクリッすると、下の図のような画面が表示される。
検索窓に BackWPup を打ち込んで検索する。
以下のように BackWPup Free がヒットする。
今すぐインストールをクリックする。
インストール完了後、「プラグインを有効化」をクリックする。
下の画面が現れてプラグインが利用できるようなった。
ブログデータのバックアップ
次にこのプラグインを利用してブログデータのバックアップを取る。
管理メニューの「BackWPup」から、その3つ下の「Add new job」をクリックする。
下の画面が現れる。
バックアップには「自動バックアップ」と「手動バックアップ」があるが、普通は「自動バックアップ」を設定しておいて定期的にバックアップを取っておく必要がある。
しかし、今回はワードプレスをアップデートするためのバックアップなので手動で行う。
もしワードプレスのアップデートに失敗してブログサイトの内容が破壊された場合には、バックアップしたものから回復を図ることになる。
その場合、回復に必要なものは、
- 日々のブログを構成しているファイル(文章やイメージなど)
- WPを動かすために利用しているMySQLというデータベース
- 現在WPにインストール済みのプラグインのリスト
の3つであり、これらをすべてバックアップする必要がある。
上記の3つはこの図の「This job is a …」の右の5つの選択ボックスのうち、チェックの入っている
- Database backup
- File backup
- Installed plugins list
の3種類である。これらにチェックが入っているか必ず確認すること。
次に、ジョブ名を入れる。何でも良いのだがここではブログ名とバックアップであること、および日付がわかるように「Digimonologue_BU20160903」とした。
Archive name は表示されたデフォルトのままにした。Preview:のところには、実際のバックアップファイル名が表示されている。
圧縮は利用環境に合わせて選ぶことになるが、ここではWindows に合わせてZipを選択した。異なる圧縮を選んだ場合でも解凍はできるので、実際はどれを選んでも後に問題になることはないだろう。Job Destination のところのチェックは「backup to Folder」を選ぶ。Log Files はデフォルトで変更なし。
次に「スケジュール」タブをクリックして手動バックアップにする。
手動なので「manually only」を選択する。
次にデータベースのバックアップ。これは「DB Backpu」のタブをクリックして設定する。
すべてのデータベーステーブルをバックアップするので「Tables to backup」はすべてチェックを入れる。その他はデフォールトで変更なし。
次は、各ファイルのバックアップだ。「Files」のタブをクリックする。
下の画面が現れるが、すべて変更なし。
下の上の画面の続き。変更なし。
さらに画面の続きが下である。変更なし。
デフォルトのままで変更なし。
次はプラグインのリストに関するバックアップ設定をする。
「Plugins」のタブをクリック。
デフォルトのまま変更なし。
設定が済んだら、バックアップはどこに保持するのかを決めなくてはならない。これは、下のように「To:Folder」タブをクリックして行う。
WP4.5 のデフォルトでは上記のように表示された。
これは uploadsフォルダの下のbackwpup-23b3c9-backupsフォルダに保存されるという意味である。このままでも良い。だたし、複数のサイトを持っているユーザーも多いと思うので、最後のフォルダ名はサイト名と日付にしておいたほうが無難だろう。ここでは当ブログ名と本日の日付で、digimonologue_backup_20160903 とした。これは生成されるバックアップファイルの名前ではない。ファイル名は上の方で見たArchive Nameで決められているのでここでファイル名を変更することはできない。
File Deletion のところの数字は保持するバックアップファイルの数である。ここはすでに自分で設定している人はそのままで良い。初めてバックアップを取る場合には、以前にバックアップされたファイルが全くない空の状態なので、とりあえずこのままでも良い。定期的にバックアップを取るときにこの数字を決めて欲しい。実際には3~6くらいだろうか。今回はこのままにする。
上記で設定は終わりだが、設定保存を忘れてはならない。これは「Save changes」をクリックする。
設定は終了してその設定は job として記録されているがバックアップ自体はまだされていない。
「Backups」をクリックしてみる。
バックアップファイルが存在しないことが分かる。
今度は「Jobs」のタブをクリックして設定の存在を確認する。
設定は存在する。
それではどのようにしてバックアップを実行するのか?
これは、マウスで操作しジョッブ名の下に持って行くと、
操作名が現れるので、「Run now」をクリックしてバックアップジョブを実行させる。
バックアップが始まると下のような表示が現れる。
終了すると以下のような100%表示になる。
さて確認のために再度「Backups」タブをクリックしてバックアップファイルが生成されたか見てみよう。
今回はバックアップファイルが確認できた。今回の生成したファイルはbackwpup_23b3c9_2016-09-04_00-21-07.zipと言う名称でサイズは33.78MBだ。バックアップ・ファイルはサーバーに保存されたのだが、念のためダウンロ―ドして自宅のPCにも保存しておこう。
バックアップファイルの下にマウスを持って行くと、
操作名が現れる。「Download」をクリックする。
「ファイルを保存する」を選択して、「OK」をクリック。
ローカル(自宅PC)にバックアップ・ファイルのダウンロードが完了した。これを適当なところに保存しておく。
これでバックアップが終了したので、いつでもWordPressのバージョンアップが可能だ。
それでは引き続きWordPressのバージョンアップを行う。現在は4.5であるが、これを4.6にする。
WordPressバージョンアップ
WPのダッシュボードの更新をクリックすると下のようなメニューが現れる。
日本語版wp4.6-jpと英語版(米国版)wp4.6-en_usが選択できるが、本ブログでは日本語版を利用しているので、当然のことながら日本語版wp4.6-jpを選択する。インストールの自動、手動も選べるが、今回は特に手動にする必要もないので、自動(今すぐ更新)を選択する。
更新が開始されると以下の画面に変わる。
更新終了すると下の画面。
アップデート後、簡単にブログの表示をチェックした。
ブログ記事の各アイコン画像の表示がおかしくなった。すべて同一のアイコン画像になったり、表示されなかったりといった症状が現れた。当ブログで利用させていただいているテーマはStinger Plus+だが、親テーマと子テーマの有効化をやり直したところアイコン画像の表示の問題は解消した。現在のところそれ以外の問題は生じていないようだ。
まとめ
1.WordPressのアップデートを行った(4.5 → 4.6)。
2.アップデート前に当ブログのファイルやデータベースのバックアップを行った。
3.バックアップはWPのプラグインであるBackWPupを利用する一般的な方法で行った。
4.WordPressのアップデートは問題なく終了しブログの表示も最終的には問題が生じなかった。
5.当ブログではテーマとしてStinger Plus+ を利用させていただいているがWordPress 4.6との組み合わせで今のところ問題は起きていない。
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